探せばあった、ネパールでも日本製調味料
- 2019.12.04
- 生活
海外で日本の味を作るには日本製調味料が欠かせません。
私自身はあまり料理をしませんが、日本ぽいだしの味やうま味成分を得るには、やはり調味料の助け無しには難しいです。
ネパールはインドと同じでマサラ(香辛料)の国です。ですから、調味料はめちぇくちゃ種類があります。しかし、店で手に入るのはインド製の物が多く、日本の物はほぼ見かけません。
この記事では、ネパールで自炊で日本料理を作るために、調味料はどうやって調達すればいいのかお教えします。
調味料系は基本海外では手に入りにくい
調味料というのは国によってさまざまですが、ネパールではアジア圏で使われているものは基本手に入るように思います。
インド製、アメリカ製は普通に手に入ります。あとはタイ語、アラブ系文字が書かれたものをよく目にします。しかし、日本のものは本当に手に入りません。
アジアでどこでも手に入るのはキッコーマンの醤油でしょう。パッケージをちゃんと見たことはありませんが、生産地は日本ではありませんでした。日本国内のスーパーで手に入る物と比べると、多少品質は劣ります。でも、ちゃんと醤油になっています。
塩や砂糖の味はどの国でも変わりません。あと、こしょうをはじめ香辛料はほぼ何でも手に入ると思っても構いません。
ただ、だしの素、鶏がらスープ、コンソメ、お酢、料理酒、みりんは手に入りません。
ネパールで手に入るお酢は日本の物と違って風味が良くありません。ただ酸っぱいだけだったり、リンゴ酢、濃度の低いタイ産のお酢などは手に入ります。
あと、海苔とかかつおぶしなども手に貼りません。
マヨネーズはアメリカ産などが手に入りますが、卵が入ってなかったり、淡白な味でうま味が足りません。
それっぽい代替調味料はあるのか
ネパールは油には困りません。たくさんの種類があります。オリーブ油、ごま油も高価ではありますが、手に入ります。
お酢は濃いものがあまり手に入りませんが、タイ製の薄めの物なら日本のお酢と味が似ています。
マヨネーズは、アメリカ製(AmericanGerden)のものを購入して、お酢と塩を少し足せば日本のような味わいになります。
料理酒は手に入りませんが、現地の安い白ワインで代用できます。また、ネパールのジンは香りがかなり弱いので、ローカルジンを使っても良いと思います。
コンソメはクノールのやつが手に入りますが、ブイヨンは牛由来のためヒンズー教国では手に入りません。
日本の調味料、本物を買うならプルチョークへ
お店紹介:Uttam Provision House
ネパールに日本の調味料を輸入しているお店があります。プルチョークのウッタムプロヴィジョンハウスです。
あまりにも一般的な店の外観で、分かりやすい看板も出していないので、通り過ぎてしまいます。目印は写真左側のナビルバンクのATMです。
プルチョークからジャワラケル方面に進み、最初の交差点を右に入ります。だんらんやRoadhouseなどがある道で、だんらん(日本料理店)の数軒先にあります。
店先にバイクを止めると無料ですが、道路の反対側ですと有料(10ルピーくらい)です。
お店の電話番号は+977-1-5522754 か +997-1-5536755 です。英語、ネパール語のみです。
店主のおじさんの持ちビルなので、休みはありません。営業時間は朝の8時から夜の9時までです。
お店で手に入る物
こちらのお店は少しお値段が高いのですが、最近はそうでもなくなりました。
というのは、過去記事の「懐かしの味-ネパールで手に入る日本の食材」でも紹介されている通り、大型スーパーが輸入を始めました。その値段がバカ高いので、こちらが安く感じるようになりました。
お店の商品はタイ経由の個人輸入です。そのため、確実に手には入るのですが、税金の関係で少々お値段がします。
全部ではありませんが、手に入る物たちのリストです。一部のみ値段がはっきりしています。
商品 | お値段(ルピー) |
ミツカン米酢 | |
料理酒(400ml) | 745 |
ヤマサこんぶつゆ3倍濃縮(500ml) | 890 |
タカラ本みりん(1000ml) | 1695 |
キッコーマン醤油(1000ml) | 650 |
かつおぶぶし(50g) | 400 |
きりもち(400g) | 995 |
乾燥ひじき(50g) | 400 |
キューピーマヨネーズ(450g) | 950 |
さけふりかけ(42g) | 425 |
SP生わさび(チューブ) | |
カレールー | |
切り干し大根 | |
干しシイタケ | |
きくらげ | |
焼き海苔 | |
緑茶 | |
玄米茶 | |
味噌(マルコメ-冷凍していある) |
他にも、日本のスーパーなどで安売りされるタイプの乾麺で、ざるそば、そうめん、うどんがあります。
また、中国製や韓国製で日本の物に味の似たごま油、みそ、ケチャップ、インスタントラーメン、カレールーなども手に入ります。もちろん、コチュジャンもあります。
他にも、ネパール製でごまや重曹(BakingSODA)も手に入ります。
お店での商品購入時に気を付けるべきこと
このお店、薄暗いですが、安全です。ただ、商品の賞味期限がたまに切れています。
ネパールの場合は、一般のお店で売っているものだと、普通に1年くらい賞味期限が切れています。大型スーパーでやっと管理し始めた感じです。。。
なので、購入前に必ず確認してください。
あと、棚に並んでいなくても倉庫にある場合があるので、「○○ チャイナ?」(~ないの?)と聞けば出してくれることもあります。
ただ、明日届くというのは99パーセント嘘ですので、信じないでください。ネパール人のボリ(明日)は「今日ではない将来のいつか」です。
でもやっぱり、ネパールに長期滞在に来るなら自分の持ってくることをお勧めします。こっちで無駄に高いお金を出して買う意味はない気がします。
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