ネパールのトイレ事情-ティッシュは流さないで

ネパールのトイレ事情-ティッシュは流さないで

トイレなんて、どこでも同じでしょうと思いますよね。でも、たかがトイレ、されどトイレです。

気にせず安心して用が足せるかであなたの旅行のテンションはかなり変わるはずです。ですから、あらかじめ心の準備をしておきましょう。

このサイトの一番人気がトイレの記事という事で、心配にならないようにネパールのトイレ事情をお伝えしておきます。

気になるネパールの便器の形

ネパールの一般的なトイレは和式と同じです。私はネパール式と呼んでいます。

ただ、使い方は逆です。日本では流れていく穴がある方に向きますが、ネパールでは反対を向いて、穴を目がけて用を足します。

なぜかというと、水圧が低かったり、水が無いことが多いです。ですから、流れ切らないというか、流せないこという事態になります。

そして、そんな関係もあり流れるずに前者の忘れものが残っていることが多々あります。

そんなネパールにも洋式トイレはあります。

こういうやつで、タンク一体型が多いです。水はけが悪いのが玉に傷。

でも、座ってできるというのはとても安心できます。ただ、構造上詰まりやすいです。

近代的なスーパーでこのタイプだと、十中八九詰まっています。便器の中がプールになっています。

どのタイプがどこにあるか?

慣れの問題もあると思うので、ネパール式は苦手な方も多いでしょう。

日本では学校でも洋式しかないところも増えているとか。ネパールも早くそいうなってほしいです。

洋式トイレはどこにあるか?

  • 近代的なレストラン
  • 近代的なホテル(一泊1500ルピー以上)
  • 近代的なスーパー
  • ここ5年以内くらいで立てているフロア貸しの家

最近では増えてきました。外国人観光客がうろうろしているところでは大抵見つかります。

しかし、お金持ちでないネパール人も使う所ではあまりありません。

ネパール式(和式)トイレはどこにあるか?

  • 空港
  • 安いホテル
  • 地元のレストラン
  • 公共のトイレ
  • ハイウェイのレストランのトイレ
  • 部屋貸しのネパール人の家

つまり、洋式以外どこでも。

このタイプを好んで探す人はいないと思います。でも、詰まりにくいので私は好きです。

建設現場とか田舎の家だと穴を掘っただけのボットン便所も存在します。しかし、さすがにこのご時世仮設トイレでも便器を付けることが多くなりました。

ネパール流トイレの水の流し方

洋式の流し方

洋式は簡単です。ボタンをすだけ。

大きなボタンが大でタンクの水を全部使います。小さなボタンは押している間だけ流れます。

ただ、このボタンの内部の造りがねじなので押しても反応がない時は、ふたを外して中のボタンを押し込んでください。

もし、タンクに水が溜まっていなければ、水漏れするからと元栓を閉めている可能性が高いので、タンク下のパイプがつながっているバルブを開けてみると良いかもしれません。

一度流すとたまるのに結構時間がかかります。

ネパール式(和式)の流し方

一応、このタイプも外部タンクを接続できる構造になっており、目の前にタンクがあればボタンを押すか、レバーを倒せば水が流れます。

この外部タンクは壊れていることが多いので、信用できません。

大抵は、近くに蛇口があり、側に小さなバケツかペットボトルを切ったものが置いてあるので、それを使って水を流します。

水量は期待できませんが、大を良い感じに流すには最低5リットルは必要です。

一般家庭やハイウェイのトイレの場合は、近くの井戸やポンプから自分で水を汲んでくる必要があります。

ハンドシャワーを使う方法

ネパールでは、他の東南アジア圏と同じで、ハンドシャワーを使います。

ペーパーを使う習慣がないので、高級ホテルか高級レストラン以外ペーパーはありません。

ハンドシャワーでお尻を流してそれで終わりです。

これが意外と使えて、洋式であってもうまく流すことができます。まず、穴に目がけて直射して流せるものは流します。そして、便器の右か左の上の端の方を目がけて、便器の中を回るように水を送り続けると、結構な確率で流れてくれます。

絶対に気を付けてほしい事

トイレットペーパー以外は流さないでください。

というか、できればトイレットペーパーも流さないでください。流す場合は30センチ以内で。

日本でやるように手にぐるぐる巻いて分厚くして使うと、かなりの確率で詰まります。その時つまらなくても、配管の途中で流れずに止まってしまいます。

ティッシュペーパーなどを使用される場合は、必ずゴミ箱へお願いします。

最近、とある施設のトイレ詰まりの工事を手伝いました。穴を掘って配管を開けてつまりを取ったり、汚水枡を作る工事です。

えーと、ティッシュペーパーからビニール、生理用品などたくさん詰まっていました。大量に。。。

どうも、ネパールの学校や家庭では、そんなものを流してはいけないと教育しないようです。そのため、そこら中の家でトイレが詰まってよく掃除しているのを見ます。

ですから、ネパールのトイレにはできるだけ何も流さないでください。

トイレットペーパーとビニール袋を持ち歩いていただければ幸いです。

どこでトイレに行くのがいいのか

トイレは、どこにでもあるというわけではありません。また、慣れない食べ物でお腹の調子を崩す方も多いと思います。

トイレは早め早めに行ってくださいね。

できましたら、お泊りのホテル、食事や休憩をしたレストランなどで出来るだけ用を済ましておいてください。

公衆のトイレは有料ですし、不衛生で、とても臭います。お勧めできません。

近くにトイレがなくて借りる時は、金持ちそうな大きな家で借りることをお勧めします。古いネパールの家は天井も低く、電気がつかないことも多いです。また、水が無い事なんて当たり前です。

ハイウェイでは3時間おきくらいにトイレ休憩に5分から10分ほど止まります。その際にすぐに言ってください。汚いから行きたくないと言っていると、最悪道路脇ですることになります。

ハイウェイでトイレじゃないところで止まるときは、立ち小便ですので女性の方はごめんなさい。

ネパールでトイレに困らないために

トイレットペーパーの小分けにして数枚持っておいてください。

また、小さなビニール袋を携帯して、トイレにペーパーを流さないようにしてください。

あと、最悪トイレは流せなくても、手洗いのためにペットボトルの水を携帯されることをお勧めします。

いざという時のために、公衆トイレ用の小銭を用意しておいてください。

関連記事「ネパールでトイレに困ったら」もご覧ください。

それでは皆さま、安全なネパールのトイレライフをお楽しみくださいませ。