ネパール語での母音の表記と発音について

ネパール語での母音の表記と発音について

ネパール語の文字はデバナガリ文字と言います。単語は母音と子音、発音記号、半音記号を組み合わせて作ります。日本語のように必ず子音と母音を組み合さなければいけないというものではありません。

まずは、母音について見ていきましょう 。母音はネパール語で「स्वर वर्ण」(swar barna)と言います。無理やり発音をカタカナにするとスゥオル バルナになります。

母音一覧表

「表記」列は単体で母音を表記する場合の書き方です。

「記号」列は子音と組み合わせて母音を表記する場合の書き方です。点々の○の部分に子音が入ります。

母音は本来10個で、一番最後のものは子音に分類されます。ただ、母音記号と同じように扱われており、子音の一覧にも載らない文字なので母音の一覧の載せています。

「ऋ」はネパール語の元になっているサンスクリット語由来の言葉で使われることがある文字です。例えば季節を意味する「ऋतु」(ritu)という単語で使われています。

アルファベットの表記については、デバナガリ文字を覚えるまでは、自分が発音を理解するためにメモする際に用いてください。また、アルファベット方式でネパールを語入力する際に、この一覧表のとおりに入力するとその文字が表示されます。

母音の発音と記号について

「अ」について

発音は、口の大きさを意識せず普通に開けた状態で、アとオの間の音を発音します。

記号は、一覧表では空白になっています。これは、子音を単体で表記している場合、母音の 「अ」 が含まれているという意味です。

「 आ 」について

発音は、口を縦に大きく開いた状態で、はっきりアの音を発音します。少し長めに発音しても構いません。

記号は、「आकार」(aakaar)アーカールと言います。

「 इ 」について

発音は、日本語のイにかなり近く、少しはっきり目に発音します。

記号は「इकार」(ikaar)イーカールと言います。これは短母音「ह्रस्व स्वर」(hraswa swar)ラッソ スォルです。ラッソ イーカールとも言えます。

「 ई 」について

発音は、「इ」と全く同じです。少し長めに発音しても良いですが、現在のネパール語では違いはありません。

記号は「ईकार」(iikaar)イーカールと言います。日本語にしてしまうと、名称が同じになってしまいます。これは長母音「दिर्घ स्वर」(dirgha swar)ディルガ スォルです。ディルガ イーカールとも言えます。

「 उ 」について

発音は、日本語のウにかなり近く、少しはっきり目に発音します。

記号は「उकार」(ukaar)ウーカールと言います。これは短母音「ह्रस्व स्वर」(hraswa swar)ラッソ スォルです。ラッソ ウーカールとも言えます。

「 ऊ 」について

発音は、「उ」と全く同じです。少し長めに発音しても良いですが、現在のネパール語では違いはありません。

記号は「ऊकार」(uukaar)ウーカールと言います。日本語にしてしまうと、名称が同じになってしまいます。これは長母音「दिर्घ स्वर」(dirgha swar)ディルガ スォルです。ディルガ ウーカールとも言えます。

「 ए 」について

発音は、日本語のエに近く、少しはっきり長めに発音します。

記号は「एकार」(ekaar)エーカールと言います。

「 ऐ 」について

発音は、「अ」と「इ」が滑らかに続く二重母音です。口の開き方はそれぞれの母音を参照してください。

この音は、日本人の耳にはエイに聞こえます。例えば、「धेरै」(dherai)はデレイではないのですが、デゥライの音が正しく発音できるとデレイっぽく聞こえるというわけです。

記号は、「ऐकार」(aikaar)アイーカールと言います。

「 ओ 」について

発音は、日本語のオに近いですが、しっかりオの口をして、はっきり発音します。

記号は、「ओकार」(okaar)オーカールと言います。

「 औ 」について

発音は、「अ」と「उ」が滑らかに続く二重母音です。口の開き方はそれぞれの母音を参照してください。

この音は、日本人の耳にはオウに聞こえます。例えば、「गरौँ」(garaun)はガロンではないのですが、ガゥラウンの音が正しく発音できるとガロンっぽく聞こえるというわけです。

記号は、名称は恐らくありません。これだけ、ネパール語の広辞苑にも載っていないのです。もしかしたら、オウカールかもしれません。

「ऋ」について

発音は、巻き舌で小さなゥのすぐ後にリと発音します。「ゥリ」です。英語のriを正しく発音できる人はそれです。

記号は、「ऋकार」(rikaar)リーカールと言います

正しく発音することの大切さ

正しく発音することはとても大切です。今後もネパール語を長く使っていきたい、ネパール人と対等に話せるようになりたいと思うなら、発音には力を入れてください。

とりあえず通じればいいやと思って、カタカナ発音にしてしまうと、しばらくは成長できます。恐らく、発音をしっかりやっている人よりも早く成長できます。でも、ある時点で、ネパール人の発音が聞き取れない、ちゃんと言っているはずなのに通じないという壁にぶつかります。それは自分の発音に問題があるので、相手の言う事も聞き取れない、というか脳が言語を分解できていないという状態です。そこから発音を修正するのは相当大変です。

ネパール人の発音したもの。それも、ネパール人直系のバフンの人たちの発音を真似ることをお勧めします。タマン、ネワールなどの発音を真似ると、ものすごくなまっているので、うつります。

シャドウイングがおすすめですよ。あと、睡眠学習も。そして、しっかり発音練習して、脳と体に叩き込みましょう。