ネパール観光、パタンで最安値のホテルとは

ネパールにはユネスコに登録された世界遺産があります。特に、カトマンズ、パタン(ラリトプル)、バクタプルはネワールの小国が乱立していた時代からの王宮があり、古い寺院が立ち並んでいます。
ネパールに旅行に行く場合、いったいどこに泊まるのが良いのでしょうか?
節約旅にうってつけな宿とその理由を紹介します。
ネパールへの旅行は格安旅行がおすすめ
LCCの格安チケットによって、アジアに気軽に旅行できるようになってした昨今、旅にお金を掛けない人が増えています。
ネパールにも格安で来れるようになっています。旅行より数カ月前に先行して航空券を買い、それがオフシーズンであれば5万円を切ります。
それなのに、宿に食事に交通費と他にお金をかけていたら、航空券を安く買った意味がありません。
ネパールは極貧国なので何でも安いはずなのに、観光客からはできる限りお金をむしり取ろうとします。
この点を知りたい人は、関連記事「ネパールは極貧なので、不平等だろうが外国人からお金を取る」をご覧ください。
ひもじい思いをするほどにけちる必要はなくても、落とせる経費はできるだけ落として言った方が、他でお金を使って幸せな気分になれます。
高級ホテルへの宿泊が旅のメインの目的でないのであれば、ホテルに高いお金を掛けないというのも作戦の一つです。
それよりも、観光のための入場料や美味しい食事、美味しいコーヒーとケーキにお金をまわしましょう。
カトマンズでの宿泊地にパタンがおすすめな理由
パタンはカトマンズ盆地の南半分にある都市で、ラリトプル市の中心部のことを言います。カトマンズとラリトプルを分けるのは東西に流れているバグマティ川です。
古い寺院がたくさんあるのに、観光客が比較的少ない
ネパールと言えばヒンズー教や仏教の古い寺院が売りです。あとは、昔のレンガ作りの古い街並みと石畳の道があります。
寺院はカトマンズの方がたくさんなのですが、パタンにもたくさんあります。
どこを見ても外国人という観光地化した寺院よりは、地元の人の比率の方が多いローカル感の味わえる寺院の方が良いのではありませんか?
せっかくネパールに来て写真を撮っても、映り込むのは白人や中国人ばかりというのは残念です。
大半の観光客はカトマンズのタメル付近に宿を取ります。そして、交通機関を使ってパタンにやってきます。そのため、朝や夕方、夜は外国人が少ないのもパタンの売りです。
地元の人が多すぎず、観光客目当ての行商の人が少ない
地元の人が多いの良いことだけど、多すぎるのも良くないです。
ネパールで一番人が集まってくるのがカトマンズです。として、カトマンズで一番人が集まるのが、アサン、ニューロードを中心としたダルバール広場の周辺の地区です。
アサンは古い建物や路地が多く、古くからのネパールを見ることができます。しかし、下町でもあるので買い物客や買い付けのネパール人もたくさんやってきます。
そのため、カオスになっています。佃煮にするほど人がいるというのはまさにアサンの事です。
道も狭いので超広角レンズでもない限り写真に撮りたいものを収めることはできません。
また、観光客が多いためにカトマンズはサランギ(弦楽器)や笛、数珠などを売りつけにまとわりついてくる人がたくさんいます。
また、リキシャーやタクシーの運転手が「乗っていかないかい?安くするよ?」と何度も声をかけてきます。
「お金をめぐんでください」と近づいてくる子供たちや体に障害のある人も山ほどいます。
残念ですが、こんな現状ですので観光を楽しむことは結構難しいです。
空港が近く交通の便がよい
タメル地区から空港は少し遠く、かなりの渋滞を乗り越えて空港に行く必要があります。
パタンは空港がすぐ近くなので、カトマンズ外に飛行機で行く場合は、これ以上のロケーションはありません。
空港に離発着する飛行機が近くを飛んでいて、空港の近さを感じさせます。
また、リングロードへのアクセスも良いので、カトマンズ外へのチャーター車やバスの旅にも向いています。
ネパール入りが夜中になったとしても、宿まで20分もかからずに到着できるのもパタンの利点です。
パタンで宿をとる
ネパールにはいわゆるホテルもありますが、それはかなり高額です。
アメリカやハワイで泊れるいわゆる「ホテル」のレベルを求めると、一泊7千ルピーを越えてきます。下手すると1万3千ルピーを超える事もあります。
これでは、格安航空券でやってきた意味はありません。
ゲストハウスつまりB&Bに泊まると、もっと節約できます。
かと言って、ネパール人が泊まるような、汚くて冷水シャワーしか出ず、トイレが汚くて、停電すると暗闇になるところには泊まりたくないでしょう。
パタン周辺のゲストハウスの一泊の平均金額
外国人が気持ちよく泊まれるゲストハウスは、一泊3,000ルピーから5,000ルピーくらいです。
格安ホテルを探すサイトで見ても、大体そのくらいの値段でしか見つかりません。
それだけ値段を出すなら、確かに部屋も綺麗ですし、いい気分になれます。しかし、所詮はネパール。お湯が出なくなったり、食事のメニューがほとんど提供負荷だったりします。
なぜなら、水道が常に使えるわけでなく、奥所のタンクに溜めてある分しか使えません。誰かがたくさんホットシャワーを使えば、冷水しか出なくなります。
不便なことが当たり前なので、何でもお客のために尽くして準備するという精神もありません。そのため、10種類メニューがあっても、3種類しか作れないなどという事も良くあります。
であれば、一番安いところで構わないのではありませんか?
パタンで最安値のマハボウダゲストハウス
マハボウダゲストハウスは、パタンで一番安いと言われるゲストハウスです。

GoogleMapでも情報をご覧ください。
パタンのスンダラという交差点の近くにあり、マハブッダテンプルの目の前にあります。
ネワール式の町であるゆえに入口が道から見えない

入り口はマハブッダテンプルの入り口の向かいの路地の中です。宣伝が苦手なため、あまり知られていません。
写真からも分かりますが、親日です。オーナーのルペンドラさんは日本語を話します。
さらに、同居しているオーナーのお兄さんは、ルンビニのゲストハウスのオーナーでもあり、元日本語教師で日本語ペラペラです。
電話での連絡も彼が対応する場合は、日本語で済むという安心感、半端ないです。
エントランスはシンプルでアットホーム

ホームステイかと思うくらいアットホームです。
施設は最低限で、エントランス、食堂、客室、屋上のみです。
客室はすべて専用のシャワートイレ付きです。バスタブはありません。
ホットシャワーと停電時の最低限の照明も完備しています。
有料ですが、洗濯のサービスもあります。飲料水、食事はすべて別料金です。しかし、宿泊価格を知るとこれらは許容範囲内だと理解できます。

屋上の景色はそれほど良くはありません。町中にあり、他の建物と高さが同じのため、遠くまで見渡せるわけではありません。

チョークと言われる中庭には小さなマンディールもあって、朝から金を鳴らして、マニ車をまわして、プジャ(礼拝)する人たちが見れます。
シングルルーム、驚異の再低価格!


シングルルームはシングルベッド、ローテーブル、タンス、机といす、シャワートイレがあります。
一泊の宿泊費は驚きの600ルピーです。
宿泊は1名のみです。
この値段だと通常ネパールでは、汚い、照明付かない、水シャワーのみ、共同トイレ、しかも薄暗いというパターンです。
しかし、この値段でここまで綺麗というのは驚きです。窓もカーテン付きで2方向にあります。
ツインルーム、さらに驚きの格安価格!



ツインルームはシングルベッド2台、ローテーブル、タンス、机といす、シャワートイレがあります。
トイレはシングルルームと同じです。
一泊の宿泊費は驚きの800ルピーです。
同じ値段ででダブルベッド1つの部屋もあります。
宿泊は2名までです。
近くにたくさん寺院がある
マハブッダテンプル(MahaBuddhaTemple)

マハボウダゲストハウスに入る路地の目の前には、マハブッダテンプルの入り口があります。
入場料は50ルピーですが、それですぐ近くのルドラバルナ マハビハール(RudravarnaMahavihar)にも入ることもできます。
ルドラバルナ マハビハール(RudravarnaMahavihar)

ここは、入り口が古びれていますが、中に入って、さらに進むと美しい寺を見ることができます。
入場チケットはマハブッダテンプルと共通で50ルピーです。

巨大なマニ車やたくさんの仏像や彫り物、金を装飾した飾りなどを見ることができます。
仏像作りを仕事とするシャキャ族の人の多くがお参りするお寺です。
まとめ:宿にはお金をかけずに、他に回す
ネパールに観光に来るという事は、寺院やヒマラヤ山脈、地元の人の昔ながらの生活を見るためだと思います。
そのために、時間がかかります。宿泊費を抑えて、観光にさらに時間を割り振ることはできませんか?
ネパールはゆっくり見て回ることをお勧めします。バスやタクシーで回るより、自分の足で歩いて早朝から地元の人の生活を見ると楽しいです。
後進国、いや、発展途上国の人たちがなぜ先進国の人より幸せそうな顔をしているのか、垣間見ることができるかもしれませんよ。
-
前の記事
ネパール語を翻訳する料金相場は?無料でできる? 2019.12.08
-
次の記事
産地直送のお茶をネパールのお土産に 2019.12.12