ネパール語を翻訳する料金相場は?無料でできる?

ネパール語を翻訳する料金相場は?無料でできる?

ネパリンガルにも、ネパール語から日本語、または日本語からネパール語へ翻訳できませんかという問い合わせがたまにあります。

世界共通言語の英語ならまだしも、他のマイナー言語への翻訳は可能なのでしょうか?

この記事では、日本の翻訳事情とネパール語の専門家から見たの翻訳に関する現状をお教えします。

ネパール語の翻訳の需要が増えている

ネパールの人口は3000万人に近づいていると言われています。一見少なそうに思えますが、実は人口はもっと多いと言われています。

ネパールはアジアの極貧国でもあり、国内での収入は期待できないため、多くのネパール人が世界中に出稼ぎに行っています。

現在、日本でも8万人を超えるネパール人が生活しており、学生や就職など色々な形で在住しておられます。その大半は出稼ぎ目的です。

また、2019年半ばに「日本が海外から多くの単価の安い労働者を2種類の分類に分けて呼び込む」とニュースにありましたよね。

ネパールはその対象国です。

日本では特に、東京、福岡、大阪、群馬、長野、沖縄、愛知などに大量のネパール人が住んでいます。

それもあり、警察や役所、その他携帯ショップやインターネット会社などで、日本語の通じないネパール人への対応のために翻訳の需要が伸びています。

実際、対応する翻訳会社もあるのですが、多くはランサーズなどを通して低価格で翻訳してもらおうとしています。

私の見た案件でも、役所の電話での通訳対応、通信会社の契約書類の翻訳など、様々なものがありました。

ネパール語の翻訳の料金は?

翻訳の世界というのは、大手翻訳会社が牛耳っており、日本人翻訳者やネイティブ翻訳者を集めて、高い値段設定でビジネスがなされています。

といっても、翻訳会社の翻訳は高くても信頼できます。以下の様な翻訳の手法があるからです。

  1. ドラフト翻訳-専門分野の翻訳者が翻訳する
  2. バランス翻訳-1のあと、バイリンガルのクロスチェックを行う
  3. クオリティ翻訳-2のあと、ネイティブによる公正を行う

特に翻訳者はプロの翻訳者で、その分野に通じており、専門用語からその国の文化や背景まで考慮した上で翻訳を行います。

そのため、値段が高くなってしまいます。

業界のあくまで平均値ですが、値段設定としては以下の様な感じです。

日本語→ネパール語

ドラフト翻訳通常翻訳高品質翻訳
10円~15円
(日本語1文字単位)
13円~18円
(日本語1文字単位)
15円~21円
(日本語1文字単位)
入念なチェックはなく、内容が把握できれば良い品質の良い正確な翻訳が必要重要な文書、契約書、社外向け文書など
400字で4,000円から400字で5,200円から400字で6,000円から

ネパール語→日本語

ドラフト翻訳 通常翻訳高品質翻訳
22円~27円
(ネパール語1語単位)
25円~30円
(ネパール語1語単位)
28円~33円
(ネパール語1語単位)
入念なチェックはなく、内容が把握できれば良い 品質の良い正確な翻訳が必要 重要な文書、契約書、社外向け文書など
180単語で3,960円から180単語で4,500円から180単語で5,040円から

ただ、大抵の文章は2000文字とか、4000文字とかあるので、安くても数万円の費用が掛かります。

また、文字数にかかわりなく最低料金は400字相当額よりという所が多いです。

しかし、マイナー言語、特にネパール語の翻訳は、英語の専門分野の翻訳と比べるとかなり安価な設定になっています。英語であれば最低この表の1.5倍は掛かると思います。

ネパール語が話せれば翻訳できるのか?

高いと思われがちな翻訳の値段設定は、実際ギリギリの値段です。

翻訳会社は、ビジネスでも通る高品質な翻訳精度を維持しつつ、会社の運営や翻訳者以外のスタッフの給料も払わなければなりません。そのため、高価になってしまいます。

しかし、急に地域にネパール人が増え出したので、看板とか張り紙、サービスの契約書などをネパール語にしないといけなくなったという理由で翻訳を依頼される方がいます。

そうなると、「翻訳は必要なんだけど、そのために予算は取れないので、担当者のポケットマネーで何とかしたい」という場合がほとんどです。

それで、ランサーズなどのクラウドソーシングを利用して、1文字1~2円ぐらいで依頼をしているのをよく見ます。

翻訳者は、ブログの記事を量産するための格安ライターではありません。そんな料金ではまともな翻訳(ビジネスに利用できる)は手に入りません。

でも、安くしたいから「ネパール語が話せるなら翻訳できるでしょう?バイト感覚でやってよ?」と持ち掛けてしまいます。

翻訳はただ訳せばいいというものではなく、ネイティブがその文章を読んでどう受け取るか、日本人と同じ意味で受け取ってくれるように考えて訳さなければなりません。

そのため、文化的背景から専門用語、ネイティブの感じ方や、特有の言い回しまで理解していなければなりません。

「とりあえず話せるからやってあげますよ」という人の翻訳を使用したら痛い目にあいます。

翻訳にはそれ相応の対価が必要という事を依頼側は理解する必要があります。

Google翻訳じゃダメなの?

「見知らぬ人にお願いするのは怖いから、Google翻訳でいいや」という方もいます。

または、翻訳の依頼を受けて、どうせ相手に分からないだろうとGoogle翻訳に掛けて、それを提出する悪質な人もいます。

Google翻訳は、技術の進歩によりかなり良くなっています。最近、ネパール語にも対応しました。

しかし、私も自分でいろいろ試してみましたが、直訳すぎてまともに翻訳機として使えるレベルではありません

ネパール語は常に変化しており、最新のネパール語を理解していなければ翻訳は不可能です。

現状の翻訳精度では、ネパール語が十分に分かる人が全文読むのが面倒なので、とりあえず翻訳させて意味を確認しながら見るのに使うくらいにしか利用できません。

単語一つだけでも、間違った翻訳が出ることがあります。

Google翻訳をネパール語で使用される方は、必ず意味の確認をして下さい。

ネパール語の翻訳ができる会社

インターネットで調べるといくつかの翻訳会社がネパール語にも対応しています。

翻訳会社値段
株式会社アミット料金表あり
株式会社クリムゾン インタラクティブ・ジャパン応相談
株式会社スプリングヒル料金表あり

他にも対応した会社はありますが、ネパール語の場合最初から大きな案件を翻訳に出さない方が良いです。

なぜなら、ネパールは多民族国家で、多くの民族が共通語としてネパール語を利用しているからです。そのため、辞書には載っていても普段使われない単語使うと、意味が分からないという人がたくさんいます。

私が専門分野に関して、ネパール人にネパール語の単語を教えるという事も時々あります。そういう意味でも、ネパール語の翻訳は難しいです。

英語のまま訳すべき部分と、ネパール語にする部分の切り分けを判断しなければならないのです。

まずは、小さな案件で翻訳精度をチェックしてから、大きな案件を投げることをお勧めします。

ネパリンガルでも翻訳承ります

ネパリンガルでもドラフト翻訳は受け付けています。

私の実績としては、翻訳案件は2件、レッスン時間内の翻訳やチェックは何度も行っています。

ネパール在住6年を超えており、現地にもそれなりに通じています。また、仕事としてネパール語の単語、発音、文法、会話などをオンラインレッスンで教えています。

現地で、英語ネパール語や日本語ネパール語の簡単な通訳も行ったことがあります。

ですが、プロの翻訳者ではないので、高品質な翻訳は行うことはできません。それでも構わないので、相場より安く翻訳して欲しいという場合であれば、承ります。

ご希望の方は、サイトのお問い合わせフォーム、またはTwitterのDMでご連絡いただければ幸いです。