おいしいチウラはカトマンズの作り立てを!
- 2019.09.30
- 生活
チウラ(चिउरा)とは何か?それは、乾いたお米のうっすいのです。多分。
私はあまり好きではありません。なぜなら美味しくないから。ネワール族の友人たち、ごめんなさい。
トップの写真のように薄いぺらぺらのお米で、パサパサです。口に含んでも堅いので、よく噛む必要があります。そして、お腹の中で水分を吸ってどんどん膨らみます。いや、膨らんでいる気がする。なので、あとですごいお腹いっぱいになります。
これだけで食べるものではありません。基本は、チョエラ(छोयला)と一緒に食べます。肉を唐辛子の粉や香辛料、ニンニク、ニラ?などでもみ込んで、炙り焼きにした料理です。ネットで検索したら鶏肉レシピばっかり出てくるのですが、ネパール族の友達とは水牛(バフと呼ばれる)の肉しか食べたことがありません。
もしくは、香辛料たっぷりの肉料理と一緒に食べます。とてもおいしいです、肉料理。でも、チウラはちょっと苦手。でも、最近慣れてきて肉料理と一緒に食べたくなります。
なぜ好きになってきたかというと、おいしいチウラを食べているから。基本、お店(キラナパサル)で売っているものは1キロ数十ルピーとかで、おいしくありません。
なぜかというと、お店の人がタライ(ネパール南部の平野地域)から安く購入したものとカトマンズ盆地製のものを混ぜてかさ増しして売るからです。しかも、結構古いものも存在する。
でも、私の場合ネパール族の友人が多いので、カトマンズ盆地製のおいしいチウラをくれるから、おいしく食べられるんですね。
今回、ラリトプルのグワルコという交差点の近くでチウラ工場を見つけました。半地下で結構汚い所だったので、今まで気づきもしなかった。。。
土と煉瓦で出来たかまどで作っています。
まず、最初にもみ殻のついた状態で水に長い時間漬けてふやけさせます。
白米じゃないんですね。栄養価高いかもしれない。
そして、ふやけた状態の米を熱した丸い大きな鍋に入れて回して、回転する器具でぺったんこにしていきます。
恐らく熱で柔らかくなり、遠心力と、押しつぶされる力で、ぺったんこになるのだと思います。高速で回っていたので、写真ではブレてしまっています。
次に、乾いてぺったんこになったコメをさらに押しつぶして、高速で回転する機械の中にいれます。
回転する機械の中に大きなローラーがあって、横に扇風機があります。これで、もみ殻を飛ばして中身だけにするとともに、冷ますそうです。
あとは、しばらく乾かして商品化だそうです。
出来立てのチウラです。薄くて、パサパサしていなくて、香ばしいです。試食させてくれましたが、味が染み出てくるようで素朴な美味しい味です。
値段は少し高くて1キロ150ルピーです。
100%カトマンズ盆地製なので、新鮮でおいしいです。タライのものはもう少し長くて、色も少し濃くて、パサパサしています。おすすめはカトマンズ地元のものです。
キラナパサルでも、一番高いやつをくれと言ったら、こういうものを置いている場合があります。でも、工場直産が一番おいしいですね。
日本在住の人はネパール料理屋があれば、ぜひチョエラとセットでチウラを食べてみてください。ネパールにお越しの際は、ぜひカトマンズ内で、出来ればネパール族の多い地域でご賞味ください。
ネパール語ですが、おいしそうなレシピを見つけました。字幕を英語で付けられます。ご自宅でも、これをを参考に作って見てください。
あれ、これチウラを紹介する記事なんだけど。。。
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