ネパール語の発音カンペを書くときは表記にご注意
日本語には、とっても便利なカタカナというものがあります。
外来語は基本カタカナですべて置き換えられます。
が、もちろんこれはローカライズされた言語です。
日本語にない発音は表現できません。
それで、みなさんにお願いです。
ネパール語は決してカタカナ表記しないでください。
読み方を本に書くときは、アルファベットで書くようにしてください。
例えば、日本人に発音分け、聞き分けが難しい単語。
4(चार)と6(छ)ですが、4はチャール、6はチャです。
このチャの部分がうまく発音できないために、ネパール人に伝わらないという事が多々あります。
ネパール語用のアルファベット表記で書くと、4は「chaar」となり、6は「chha」となります。
まず、4について。
無気音のचにアーカールという「あ母音」の表記とरの半音がが付きます。
最初の部分はचाですが、日本語のチャだとचとचाの間の微妙な音になってしまいます。
また、रは全音表記ですが、単語の末尾につく場合は単語により半音として発音され、この場合はそれが適用されます。
「ル」は正確にはrのみの巻き舌の発音でruではありません。
そして、6ですが、
日本語には有気音と無気音の区別が存在しないため、日本語的に「チャ」、もしくは勢いをつけって「チャッ!」発音しても、発音点が異なるため、無気音に近くなってしまいます。
それで、日本人の4(チャ―ル)と6(チャ)は、ネパール人の耳にはचरुとचाと聞こえてしまいます。
それで、「4か6、どっちやねん!」となるわけです。
有気音、無気音の区別、そして母音記号の有り無しの区別ためにも、アルファベット表記をお勧めします。
さらに難しいのは「悲しい」と「ほっとする、安心する」の違いです。
カタカナで書くとどちらも「ドゥッカ」です。
悲しい「दुख」dukha
ほっとする、安心する「ढुका」dhukaa
ネパール語が読めないとしても、アルファベット表記の違いは判ると思います。
日本人の発音は大抵「悲しい」の発音になっています。
言語学的には、自分が構造を理解てきていない、発音できない音は、聞き取ることができません。
これは、年齢、聴力にも依存するのですが、まず構造つまり発音の違いを理解してください。
そして、有気音、無気音、ネパール語の母音の有無を練習して、発音できるようになってください。
それから、初めてあなたの耳は機能しだします。
音の集合体を脳が瞬時に分解して、別々の単語、文字として理解させてくれます。
そのため、ネパールの語発音を表記する場合は、必ずアルファベットで!
これを守りましょう。
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