「〇〇かな?」のネパリ的表現
日本語で「〇〇かな?」という表現がありますよね。
ネパール語では、老若男女使う表現があります。
標準的な使い方ではないので、理解しづらいかもしれません。
— कि, के हो ? – — ki, ke ho ?
よく基本文法で使うのは「यो के हो ? – yo ke ho ?」です。
「これは何ですか?」という意味になります。
この、何ですかの部分を使って、どうして違う意味になるのか。
まずは、例から考えましょう。
「私の携帯壊れちゃったのかな?」ですが、以下の様になります。
मेरो मोबाइल बिग्रिएको हो कि, के हो ? – mero mobile bigrieko ho ki, ke ho ?
現在形が過去形の文章に、「〇〇または××」を意味する「कि – ki」を足し、
文末に「何ですか?」を意味する「के हो ? – ke ho ?」を付けます。
「何?〇〇なの?どうなってるの?」という意味になり、転じて「〇〇かな?」となります。
では、使ってみましょう。
目の前に探しているものがあるのに見つからず、それを友人に指摘されたとき。
「私、目が見えなくなったのかな?(目が閉じてるのかな?)」
「मेरो आँखा बन्द भयो कि, के हो ? – mero aankha banda bhayo ki, ke ho ?」
友人がバイクを分解して、困っている様子なのを見かけて。
「バイク壊れたの?」
「मोटर साइकल बिग्रिएको हो कि, के हो ? – motar saaikal bigrieko ho ki, ke ho ?」
指をぶつけて痛そうにうずくまっている人を見て
「怪我したの?(傷になったの?)」
「घाउ भयो कि, के हो ? – ghaau bhayo ki, ke ho ?」
色々な使い方ができますね。
ちなみに、相手に判断を仰ぐときにも使えます。
友人を招き辛い料理を作ったら、友人が辛い物を食べられないことを知り、別の物を作るか聞くとき。
「他のを作らないとダメ?」
「अर्को पकाउनु पर्छा कि, के हो ? – arko pakaaunu parchha ki, ke ho ?」
ネパール語に耳が慣れるまで、何を言っているのか良く分からないかもしれませんが、
よーく聞いていると、この言い回し、そこら中で使われています。
ただし、結構ぶっきらぼうな言い方の様ですので、仲の良い人の範囲で使うのがよさそうです。
使うときは、間髪入れずに最後まで一気にしゃべり切りましょう。
リズムが大事ですので。
ぜひ、ネパール人っぽく使ってみてくださいね。
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