SIMが動かない?電話ができない、掛からない。
- 2022.07.17
- 電気
日本国内はまだ不安定ですが、国際的にはコロナが少し落ち着いてきたので、ネパールに旅行に行こうと思っていませんか?
しばらくネパールに住んでいたのに、コロナでネパールを出なければならなくなり、やっと戻れることになりましたか?
そんな時に、問題になるのが携帯電話です。この記事では、ネパールに戻って、SIMどうすべきかを考えます。
以前のSIMは使えるのか?
以前のSIMをもしお持ちなら、ぜひネパールに持ってきてください。携帯電話にSIMを入れて電波が取れれば、まだ登録は生きています。
なぜこの確認が必要かと言うと、ネパールでは大多数の人がプリペイドで運用しています。そのため、何度も番号を変更する人が多く、電話会社にとっては電話番号の管理が大変になります。
一度発行したSIMカードをいつ無効にして、その番号を使いまわすかが悩みどころです。
基本的には、3カ月から6カ月使用しないとSIMがロックされることがあるようです。
流れは、まずSIMがロックされます。その後、一定期間利用されないと、その番号は使用されていないとみなされ他のSIMで使いまわされることがあるようです。このようになったのは数年前からのようです。
しかし、電波を受信するならあなたのSIMカードはまだ生きています。電話番号が同じなら、友人や知り合いとも連絡が取りやすいので、ぜひそのまま使いましょう。
新しい決まりができて、基本的に同じ会社のSIMは一人一つしか発行できないようになっているようです。そのため、今のものが使えるのに新しいものを発行するとなると、断られることがあるかもしれません。
なお、以前から複数SIMを持っている人は有効である限り使い続けられます。
電波話受信するのに電話ができない!?
最近起こっている現象が、電波はつながっているのに、電話がかかってこない、または電話が掛けられないという現象です。
今までは、通話さえ定期的に使用していればSIMは有効であり続けたのですが、最近は通話をしていてもSIMが無効にされてしまいます。
その理由は、リチャージをしないからです。
これはバランス(プリペイドの残高)が残っているかどうかは関係ありません。定期的にリチャージをしているかどうかがチェックされています。
Ncellはロックされると、着信はできますが、発信ができなくなります。
NTCはロックされると、着信も発信もできなくなります。かけた側からはBusyで応答されるので、自分で発信しない限り気づくことができないので、ちょっと不親切ですね。
これは、リチャージすれば解除されます。トランスファーでも構わないと思いますが、リチャージした方が無難です。
リチャージすればすぐにSIMは有効化されるのですが、どうやらリチャージした額の日数有効期限が伸びるようです。50ルピーなら50日有効期限が伸びるといった感じです。
ですから、お金を入れてくれない人には基本使わせない方式になったようですね。
Ncellの場合、着信はできるので着信専用で使い続けられますが、いつSIMを完全にロックされるか分からないので、リチャージした方が無難です。
ネパールに戻ってきたら、まずはリチャージをお勧めします。
電話会社ごとの確認方法
Ncellの場合
以下のコードで、自分の番号やバランスの確認、有効期限の確認ができます。
*101# Balance check
*103# Own number check
これはネパール国内でないと利用できないコードなので、海外からは操作できません。
その他のコードを知りたい場合は、Ncell公式ウェブサイトのContactUsのページの一番下のFAQに色々書いてあります。
https://www.ncell.axiata.com/en/individual/contact-us
もし、一時的にリチャージしてバランスを他のSIMに移したければTransferサービスを使うこともできます。
https://www.ncell.axiata.com/en/individual/vas/balance-transfer
ちなみに、Ncellはロックされていると、発信した場合にOutgoingサービスがロックされているので、リチャージしてくださいとアナウンスが流れます。
NTCの場合
以下のコードで、自分の番号やバランスの確認、有効期限の確認ができます。
*9# OwnNumber
*400# Check balance
これはネパール国内でないと利用できないコードなので、海外からは操作できません。
その他のショートコードが知りたい場合は以下のサイトをご覧ください。
https://www.ntc.net.np/notices/useful-short-codes
ちなみに、NTCはロックされていると、発信した場合にOutgoingサービスがロックされているとだけとアナウンスが流れます。これでは、理由が分からないので困ってしまいますね。
他の方法で電話する
旅行が短期間でSIMを買うまでも無いという方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、WiFiなどをつないでから、ViberやSkypeに課金してそこから有料発信することができます。1分20円から25円くらいかかりますが、この方法なら海外からでもネパールに電話ができます。
連絡はSNSで行うことも可能です。
しかし、ネパールはまだまだモバイルデータは高価なので、外でオンにしている人は少ないです。事務所や家にいればWiFiがつながっていて、SNSで連絡が取れるかもしれません。でも、外出していると携帯電波を使っての音声通話が唯一の連絡手段になってしまいます。
そのため、できれば短い旅行でもSIMを購入されることをお勧めします。
パスポートサイズの顔写真を1枚持っていれば、あとはパスポートと100ルピーで10分くらいでSIMは発行できます。この際、Ncell、NTC、SmartCellなどの公式のお店で行ってください。
顔写真がなければ、近くのカメラ屋か写真屋で500ルピー未満で数枚作成できますので、ご安心ください。作成したい写真のサイズ(パスポートサイズまたはSIM用と言えばOK)を伝えれば、すぐ印刷してくれます。
ちなみに、「SIM売ってます」みたいなお店で買ってしまうと、SIMが有効化されるまで数時間または翌日まで待たされることがありますので、お気を付けください。
まとめ
SIMが電波が取れるのに、通話できないときは少額をリチャージしてみましょう。
また、そんなに高いものではないので空港でSIMを発行するのもアリです。
ネパールでは、コロナの影響はほぼ感じられません。観光客も徐々に戻ってきており、以前より街も発展してきているので、ぜひ一度ネパールにお越しください。
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