ネパールでSIMフリースマホを使おう
- 2016.04.10
- 生活
海外はやはり心配の種がいろいろあります。
しかし、電話が使える、インターネットが使えると、かなり軽減されますよね。
特にSkypeなどの連絡手段、GoogleMapなどのGPS対応地図があればありがたいですよね。
さて、日本から来る時にスマホを使いたいという人が多いのではないでしょうか?
せっかく買ってきたのに、なぜか動かないなんてこともあります。
主に使っている周波数帯の問題なのですが、日本ではまず意識しませんよね。
キャリアで購入し、そのまま使えるのが一般的です。
しかし、SIMフリーなどの格安スマホが出回ってきました。
それで、ネパールに来る前に、どの周波数帯が使える端末なのか確認しておくと良いかもしれません。
携帯の電波には第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(LTE)などというものがあります。
まず、日本では2Gは使用されていません。
世界中の大多数で使用されている2Gですが、日本、韓国、その他少数の国では使用されておりません。
日本と韓国ではつい最近まで3Gが主流でした。
ですから、日本で使用されている端末は2Gのテストは十分にされていません。
ていうか、動かなくても誰も気づきません。
しかし、日本の端末を日本のSIMを挿したまま海外に持っていき使う際のローミングでは2Gが使用されます。
さて、ネパールで使う大前提はSIMフリーであること。
SIMロック解除すると、他の会社のSIMを挿しても動くようになります。
もちろん、対応周波数が一致すればですが。
auはアウトです。
auのSIMロックはauの他の端末で使用できるだけで、他の会社では使用できません。
として、3GはCDMA2000という特殊な電波を使用しており、ネパールでは対応していません。
docomo、softbankであれば対応周波数も多いかと思います。
ネパールでよく使用される携帯会社はNcellとNTC(NepalTelecom)でしょうか。
使用される周波数は以下の通りです。
Ncell 3G(2100MHz帯)、2G(900MHz帯、1800MHz帯)
NTC 3G(2100MHz帯)、2G(900MHz帯)
NTCで900MHz帯を使用した3Gが稼働しているという情報もありますが、正式な情報ではありません。
ていうか、LTEを導入する動きがあるようですが、どの周波数帯なんでしょうね。
端的に言うと、これらの周波数に対応していればネパールで使えます。
さて、2GつまりGSMやEGDEといわれるのは、基本通話用と思っていただいて結構です。
日本の感覚から言うと、インターネットは遅すぎて使えません。
ほとんどのアプリやブラウザで遅すぎてエラーが出ます。
使い物になりません。
メールくらいならできるかも。。。
3Gは日本でも、通話インターネットの両方で使われていますね。
ネパールでも同じです。
ただし、ネパールで使用しているのは2100MHz(2.1GHz)帯です。
基本的に周波数というのは高いほど直進性が上がります。
そのため、2100MHz帯を使用するのは速度が出やすくいいのですが、山間部、遮蔽物の多いところでは使用できません。
都市部でしか3Gは動きませんが、それでも建物の中では通話しにくい、インターネットが繋がりにくいという事があります。
なので、窓際で使用しましょう。
もしくは、通話専用ならGSMに固定してしまいましょう。
ちなみに、この2100MHz帯はdocomo、softbankでも都市部で使用されています。
ネパールで買った3Gの2100MHz帯対応のスマホは日本の都市部でも使えます。
ただし、技適という技術認証を通していないので、日本で使うと違法です。
また、日本の田舎では850Mhz帯、900MHz帯の方が電波が届きやすいので日本ではそちらが多用されています。
さて、これで日本でSIMフリースマホを購入する際の一つの基準ができましたね。
その他、海外で経由する国、旅行する国などの周波数にも対応していれば日本のSIMでローミングすることもできるかもしれません。
参考サイト
https://www.frequencycheck.com/countries/nepal
次回はネパールでのスマホのインターネットの設定について書きたいと思います。
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