停電の時に必要なもの-ネパール災害対策(日本でもできる)

停電の時に必要なもの-ネパール災害対策(日本でもできる)

2015年ネパールでは大地震がありました。災害はライフラインを途切れさせる厄介な敵です。

日本でも最近は台風や地震などの災害によって大きなダメージを受けています。千葉の方では数日間電気が来なかったり、各所の水害で家だけでなくすべてお失った人がたくさんおられます。

日本は災害大国なので、日本に住んでいる限り逃げることはできないので、もう対策するしかありません。それで、ネパールの災害から学んだことを伝えてみたいと思います。

※トップの写真は2015年のネパール地震が発生した当日に撮った写真です。

災害が発生すると、スマホ携帯が使えなくなる

災害が起こると、電気が止まることが多いです。しかし、電話は意外としぶとく動いています。なぜなら、携帯電話の基地局や電話会社はビジネスに影響を与えないために、自家発電を常備しているからです。

それで、災害が起こってもしばらくは電話、インターネットは使えます。電気が止まると自宅のインターネットは使えなくなるので、スマホが頼りになります。

しかし、有事の際はまず安否確認のために多くの人が一斉に電話をかけ始めます。それによって基地局の許容量を超えて、通話がつながりにくくなります。

ですから、連絡はスマホのメッセージアプリやLINE電話、SKYPEなどを使って早急に行うとよいでしょう。やっておくとよいのは、安否確認、集合場所の確認、連絡が取れないときの行動についてです。なぜなら、インターネットもそのうち使えなくなることが多いからです。

実際ネパールの時も電話は数分で発信しても「ネットワークが混んでいて発信できない」となっていました。でも、携帯のインターネットはほとんど切れることはありませんでした。

電気が止まるとできない事-スマホの充電と照明の使用

ネパールの場合は、車とかに使うよりも大きなバッテリーとインバーターを使った無停電装置が普及しているので、いきなりすべてが止まることは余りありません。

我が家は当時、12Vの100Ahバッテリー2台を使ったシステムを組んでいたので、それほど困ることはありませんでした。

日本の場合は、バッテリーが古くなった後の後始末が困りますよね。そのため、自宅で大きなバッテリーを保管することはありません。そうなると、スマホの充電と夜の照明はどうやって確保すればいいのか?

一番楽なのは、モバイルバッテリーですね。そして、USBのライトも常備しておくと、2,3日は生き延びることができると思います。

スマホが充電できれば、写真を撮って記録したり、インターネットで連絡したり、情報を調べたりできます。また、ライトがあれば夜が安心です。

でも、一般的なモバイルバッテリーではそれほど容量がありません。

大容量だったり、ソーラー充電できるシステムを私は組んでいます。日本でも可能なものなので、紹介したいと思います。

マキタの電動工具のバッテリーとUSBアダプターの組み合わせ

我が家ではDIY用のマキタ工具が大量にあります。14V3.0Ahのバッテリーが5個と、18V3.0Ahが一つ、18V6.0Ahが一つあります。

これらはリチウムイオンバッテリーなので、充電したまま置いていてもそんなに減っていくことはありません。普段使う工具なので、定期的に充電しておけばいつもフル充電状態にできます。

マキタのLEDライトとか使えば効率的なんでしょうけど、高価だし、緊急時はそんなに明るくなくても構いません。照明さえつけば、スマホの充電さえできればOKです。

マキタバッテリーのUSB変換アダプタは、互換品で十分です。マキタ純正は必要ありません。


XCSOURCE マキタ バッテリー アダプター コンバーター USB Makita ADP05 LXT BL14 BL18 Li-ionバッテリー用 14-18V BC678
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LEDランプ USBライト ランプUSB接続3段タッチパネ調光 目に優しい 360度回転 長寿命2色 (ブラック)
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これらに、スマホの充電ケーブルがあれば、何も恐れる必要はありません。

このシステムは、マキタ工具を持っていることが前提です。無い人はわざわざ買う必要はありません。次のもう一つのシステムをお勧めします。

GOALのソーラー充電セットとエネループの組み合わせ

バッテリーも充電しなければいつか底をつきます。やはり、電気が来なくても充電はしたい。そんな時、このシステムは最適です。

数年前に買ったものなので、現行版とはモデルが違います。しかし、同じ7Wモデルです。

このタイプは、シガーライターソケットもあるし、Guide 10 Plusという充電器兼モバイルバッテリー兼ライトがありますソーラーパネルとUSBの両方から充電が可能です。

単3と単4対応ですが、単4のエネループをたくさん買っておけば十分使えます。単3電池4本でiPhoneを一回充電くらい使えます。


Guide 10 Plus Solar Recharging Kit ソーラー充電キット Goal Zero社【並行輸入】
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最新のモデルには充電電池が付いているようですが、1セットでは足りないのでエネループを何セットか準備しておきましょう。


Amazonベーシック 充電池 充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)
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太陽がしっかり照っていれば、5-6時間でニッケル水素の単3充電電池が充電可能です。

パネルからUSBで直接充電もできるのですが、安定しないのでGuide 10 Plusを経由した方が良いです。

この他に、自分のスマホに対応したUSB充電ケーブルを準備しておきましょう。

最近はやりのUSB-Cには対応していないので、その場合はUSB-C対応のモバイルバッテリーにパネルから充電するという運用も可能です。

備えあれば憂いなし-災害が来る前に準備しよう

災害はいつ起こるか分かりません。ですので、今から準備しておきましょう。

充電電池やモバイルバッテリーはそのまま放置ではなく、1カ月に1回は使用して充電するという運用を繰り返すと常にフルの力が発揮できて効果的です。

何も準備していなければ、有事の際に困ってしまいます。

バックパックに、この充電セットと、3日分の水と腐らない食料、ブランケットとビニール袋とかを入れておき、すぐに持ち出せるところに置いておきましょう。いざ災害が起きたら、この持ち出しバッグをもって逃げることができます。

家の権利証書やお金、その他重要な書類なども一緒に入れておくと、役に立つかもしれません。

最近は自然災害の被害が大きくなってきており、南海トラフ地震の危険も迫っているという事です。みなさん是非お気をつけて。