ネパールで食べる日本のラーメン-満を持してタメルに登場

ネパールで食べる日本のラーメン-満を持してタメルに登場

ネパールの食といえば「安い」!でも、味が「もうちょい!」というのが多いです。

ネパールの料理はおいしいのですが、日本ほど選択肢がありません。私のように一日3食ダルバートでもやっていける人なら良いのですが、日本人なら食にバラエティは欲しいですよね。

ネパール旅行やネパール生活に疲れて、ちょっとホッとしたい時にはおいしい料理に限ります。中でも、日本の味(日本料理ではなく日本で食べる料理の味)は、ホッとしますよね。

ラーメン屋はたくさんあるけど、どれもいまいち

ネパールには、日本料理屋がたくさんありますが、ラーメンはどれもいまいちです。

有名どころは桃太郎でしょう。タメルやサネパにもありますが、ラーメンはいまいち。田舎のラーメン屋で残念なラーメンが出てきた的な感覚に陥ります。

リングロードのエカンタクナチョークの近くにJNKといううどん屋があり、そこにもラーメンがあったはずです。でも、そもそも麺がプロ級ではありません。店主も「あくまで自己流」とおっしゃっていたので、そうなのでしょう。

他にも、きずな一番などもタメルにあります。しかし、レビューを見ても絶賛している人はいません。

だんらんにもラーメンがあった気がしますが、あまりに何度も行き過ぎて、最近は食べに行かなくなりました。

そもそも、マサラ大好きなネパール人には、日本の繊細な味は理解できないのではないかと思います。

おいしいと評判のラーメン屋は遠かった

一軒だけ、一度行ってみたいラーメン屋がありました。ネットの記事や、知り合いのユーチューバーが紹介している北海道ラーメンハウスです。

ネットの記事などでも見かけており、動画を見てもおいしそうだったので、非常に興味がありました。

日本の味を忠実に再現しているらしく、豚骨スープやチャーシューも非常に興味があります。

しかし、私が住んでいるのはラリトプル市でリングロードよりもさらに南に行ったカトマンズ盆地の南の方です。お店はブダニールカンタという所のParkVillageというホテルの敷地内にあります。

我が家からはバイクで一時間以上かかります。往復2時間以上かけて、ラーメン一杯のために妻と二人乗りでカトマンズを縦断しなければならないと考えると、手が出ませんでした。

満を持してタメル店オープン- 北海道ラーメンハウス

ティハールの最終日、妻とタメルに出かけました。久々に何か外食をしようと散策をしている中、カトマンズゲストハウスの前を通りかかりました。

定かな情報ではないけど、カトマンズゲストハウスの中にもラーメン屋があると聞いたことがありました。でも、ネットで情報は見当たらないし、GoogleMapにも載っていない。

カトマンズゲストハウスの入り口の柱に消えかけの汚い看板に「Japanese Ramen」の文字を発見しました。それで、入り口の警備員に聞いてみました。

「ここに、日本のラーメンと書いてあるけど、今もお店はあるの?」そうしたこんな返事でした。「さぁ、無いんじゃないかな?見たことないよ。」との事。

多分、ここに会ったお店がブダニールカンタに移転したのだろうとか思い立ち去ろうとしたのですが、妻に勧められ中に入ってみました。

そしたら、奥にラーメン屋があるじゃないですか。ついに見つけました。北海道ラーメンハウス!

北海道ラーメンハウス-タメル店

一応確認しましたが、ブダニールカンタの北海道ラーメンハウスの支店だそうです。本店は2019年2月ごろにオープンしたけど、タメル店は2019年8月にオープンしたばかりだとか。

ここで働いている男の子は日本語はあまりでき内容でした。でも、ラーメンの作り方は慣れているようです。

トレーニングを受けたのか聞いたのですが、彼は経験者とのこと。ドバイの日本食レストランで3年間働いて帰ってきたようで、ラーメンも向こうで作っていたとのこと。

道理で慣れているはずです。

まだ開店して時間がたっていないので、あまり人は来ていないとのこと。つぶれると困るので、みなさんぜひ食べに行ってください。

メニューは少し少ないです。ラーメンは三種類のみです。

鶏豚極みラーメンはチキンかポークを選ぶことができます。もちろんポークは豚骨スープとチャーシューです。

スパイシータンタンメンはあまり辛くないタンタンメンです。ピリ辛ですね。

ベジ味噌ラーメンは普通の味噌ラーメンの様です。

タメル店では現在ラーメン3種を含む全17アイテムを提供しています。対するブダニールカンタ本店は80種類のメニューがあるのだとか。いつか本店も行ってみたいです。

鶏豚極みラーメンは豚骨ラーメンだった

ラーメンは鶏豚極みとスパイシータンタンメンを頼みました。

麺は日本の面のような味で、ホームメイドとのこと。ただ、少し太い感じがしました。

スープは完全にラーメン屋の豚骨スープでした。メンマは茹でたタケノコで、メンマになりきっていませんでした。

チャーシューは少し味が薄いものの、4枚乗っていて美味しかったです。

タンタンメンは、ピリ辛なのでとてもアッサリでした。

このクオリティなら日本ラーメンを名乗っても良いのではないかと思います。ただし、競争の激しい日本のラーメン屋を想像するとがっかりするので、過度な期待はやめましょう。

とはいえ、ラーメンが税込み750ルピーならありがたいです。

タメル店へのアクセス

タメルのカトマンズゲストハウスの中にあり、メインゲートを入ってホテルのエントランスの手前で左に曲がった奥にあります。

GoogleMapにも追加しておきました。

店舗の電話番号はありませんが、Kathamndu Guest Houseの番号に掛ければ予約や問い合わせの電話が可能です。電話番号は +977-1-4700632 です。

タメルにお越しの際は、是非ごひいきに。