バッテリーメンテナンスについて

バッテリーメンテナンスについて

バッテリー。
日本では、車やバイクについていても、日頃意識するものではありません。
ある日エンジンがかからなくなり、バッテリーが弱っていると言われ、交換する。
そんな感じですよね。
停電大国ネパールでは、バッテリーは無くてはならないものです。
カトマンズ盆地に限っては、今の政府の都合で停電をなくすと言うことで、計画停電は無い状態です。
しかし、これは政治的なもので、政権を握る政党が替わればいつ始まるともいえないものです。
また、計画停電(送電)のグループというものがあり、盆地内は6つか7つに別れています。
しかし、その中でトランスを交換、設定する際はグループ全体の送電を止める必要があります。
そんな理由で、短時間ですがよく停電はあります。
今は停電がないと言うことで、カトマンズのインバーター、バッテリー屋は大変なことになっています。
全く売れないので、購入元に返品が相次いでいます。
多くの人が、もう必要ないと売り払ったり、充電やメンテをやめてしまいました。
それで、壊れたのに気づかれていないバッテリーがたくさんあります。
そんな理由で、もし計画停電が再開したら、大混乱になります。
そうなる前に、メンテナンスをしましょう。
まずは、壊れる原因から。
インバーターは電源を入れてなくても少しずつ電気を食います。
なので、取り外さずに電源は繋ぎっぱなしにしておきましょう。
そうすると満充電ですが、電圧がかかってるので、水が早く減ります。
これに気づかず、バッテリーを壊す人がたくさんいます。
また、ずっと満充電だとバッテリーにサイクルがないので、早く傷みます。
バッテリーを外しておくのが一番傷まないのですが、そのまま放っておくことはできません。
なぜなら自己放電するからです。
ゆっくり放電し、そのうち過放電になります。
これらの原因で、多くの人のバッテリーは人知れず死んでいっています。
突如停電したら、インバーターに切り替わり、五分でバッテリーローになる、何てことも。
ですから、メンテナンスをしましょう。
補充液(distilled water)を買い、新しいバッテリーは3ヶ月に一度、古いものは1ヶ月に一度チェックしましょう。
入れすぎは壊れてしまいます。
最初の量を覚えておき、ちょうど良い量にしておきましょう。
バッテリー内の水分は希硫酸なので、手や服につくと被れたり、溶けたりします。
手についたら、流水で洗い流しましょう。
電気がずっとき続けているなら週一くらいで電気の入力を止めて、半分くらい消費させましょう。
そして、また電気を送ってあげると充電し、サイクルがよくなり、バッテリーが元気になります。
バッテリーを外していても充電は必要です。
新しいバッテリーだと、三ヶ月に一回、古いなら毎月充電をしてあげましょう。
でないと、過放電してつかえなくなります。
さて、そうは言っても過放電しちゃった。
そんなときどうしますか?
バッテリー買い換えですか?
次回は、そんな過放電バッテリーのお話し。
まあ、そうならないように、少しの手間と安い費用でメンテナンスをしましょう。