バッテリーメンテナンスについて
- 2017.07.24
- 電気
バッテリー。
日本では、車やバイクについていても、日頃意識するものではありません。
ある日エンジンがかからなくなり、バッテリーが弱っていると言われ、交換する。
そんな感じですよね。
停電大国ネパールでは、バッテリーは無くてはならないものです。
カトマンズ盆地に限っては、今の政府の都合で停電をなくすと言うことで、計画停電は無い状態です。
しかし、これは政治的なもので、政権を握る政党が替わればいつ始まるともいえないものです。
また、計画停電(送電)のグループというものがあり、盆地内は6つか7つに別れています。
しかし、その中でトランスを交換、設定する際はグループ全体の送電を止める必要があります。
そんな理由で、短時間ですがよく停電はあります。
今は停電がないと言うことで、カトマンズのインバーター、バッテリー屋は大変なことになっています。
全く売れないので、購入元に返品が相次いでいます。
多くの人が、もう必要ないと売り払ったり、充電やメンテをやめてしまいました。
それで、壊れたのに気づかれていないバッテリーがたくさんあります。
そんな理由で、もし計画停電が再開したら、大混乱になります。
そうなる前に、メンテナンスをしましょう。
まずは、壊れる原因から。
インバーターは電源を入れてなくても少しずつ電気を食います。
なので、取り外さずに電源は繋ぎっぱなしにしておきましょう。
そうすると満充電ですが、電圧がかかってるので、水が早く減ります。
これに気づかず、バッテリーを壊す人がたくさんいます。
また、ずっと満充電だとバッテリーにサイクルがないので、早く傷みます。
バッテリーを外しておくのが一番傷まないのですが、そのまま放っておくことはできません。
なぜなら自己放電するからです。
ゆっくり放電し、そのうち過放電になります。
これらの原因で、多くの人のバッテリーは人知れず死んでいっています。
突如停電したら、インバーターに切り替わり、五分でバッテリーローになる、何てことも。
ですから、メンテナンスをしましょう。
補充液(distilled water)を買い、新しいバッテリーは3ヶ月に一度、古いものは1ヶ月に一度チェックしましょう。
入れすぎは壊れてしまいます。
最初の量を覚えておき、ちょうど良い量にしておきましょう。
バッテリー内の水分は希硫酸なので、手や服につくと被れたり、溶けたりします。
手についたら、流水で洗い流しましょう。
電気がずっとき続けているなら週一くらいで電気の入力を止めて、半分くらい消費させましょう。
そして、また電気を送ってあげると充電し、サイクルがよくなり、バッテリーが元気になります。
バッテリーを外していても充電は必要です。
新しいバッテリーだと、三ヶ月に一回、古いなら毎月充電をしてあげましょう。
でないと、過放電してつかえなくなります。
さて、そうは言っても過放電しちゃった。
そんなときどうしますか?
バッテリー買い換えですか?
次回は、そんな過放電バッテリーのお話し。
まあ、そうならないように、少しの手間と安い費用でメンテナンスをしましょう。
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